カンスリに変わり谷

http://damedakorya.diarynote.jp/201012271455067636/

DNを徘徊してたら去年の世界選手権の全カンスリのレシピをうｐしてる人が居た。
無論、自分のカンスリが一番好成績（19位）だったんで一番上に載っていたんだが、その際のコメントが
「基本土地多めなのはいいけど変わり谷強いし2枚くらい入れればいいんじゃん？」

みたいな内容だった。

よく変わり谷入れないのかって言われるけど、結論から言うと入れられません。
変わり谷を積むと、基本土地を入れるスペースがなくなるから。
あと土地18～20の四色デッキで無色マナしか出ない土地を入れると例え不毛で割られなくとも色事故起こします。


ちなみにその時のレシピ（コピペ）
●メインデッキ
4《筋肉スリヴァー/Muscle Sliver》
4《筋力スリヴァー/Sinew Sliver》
4《有翼スリヴァー/Winged Sliver》
4《水晶スリヴァー/Crystalline Sliver》
3《冬眠スリヴァー/Hibernation Sliver》
4《Force of Will》
4《目くらまし/Daze》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》

3《Tundra》
2《Tropical Island》
2《Underground Sea》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《島/Island》
1《平地/Plains》
1《森/Forest》
●サイドボード
3《真髄の針/Pithing Needle》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
3《非業の死/Perish》
2《調和スリヴァー/Harmonic Sliver》
2《精油スリヴァー/Essence Sliver》

メインボードは個人的には完成型の一つだと思ってるが、サイドボードは若干まだいじれたかもしれない。
この時はサバイバル全盛期で蔦地獄だったんで《精油スリヴァー/Essence Sliver(TSB)》を《根絶/Extirpate(PLC)》にした方がよかったかもしれない。
なんで精油スリヴァーを入れたのかというと、対アグロデッキ戦で「ダメージレース（笑）」状態に出来るから。
特に大きな大会では必ず居る対マーフォーク戦を想定していた。
魚対策だけならば《セファリッドの女帝ラワン/Llawan, Cephalid Empress(TOR)》の方が有効なんだけど、精油スリヴァーの方が幅広く使えるのでこちらに。

真髄の針はサバイバル対策なんだろうみたいに書かれてたけど爆薬と変わり谷止めるために入ってるだけです。この2枚止めないとそれだけでggなんでね。

あと構成が後ろ向きだとも書かれたけど、個人的にカンスリを前のめりな構成にすると本当にマーフォークの劣化になってしまうんでね。若干コントロール側で動いた方が強いんですわ。


ちなみに…
他のカンスリ使いの方々のレシピも載っていたのでちょっと個人的な意見を。。。

メインレシピは行き詰まりが入っていたりもみ消しが入っていたりする人がいました。
行き詰まりは無理やりにでも谷を積むならアリだと思います。
もみ消しも幅広く使える一枚なのでこちらも全然有り。

相殺独楽を搭載しているタイプもありますが、正直これはどうかと思う。
相殺でクロック守るならそれこそスリヴァーである必要はないと思いますし。

サイドボードによく見られるカード。
・《翻弄する魔道士/Meddling Mage(ARB)》
コンボ対策。一時は自分も使っていた事もありました。
ただ個人的には幅広く対応できる《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg(LRW)》や《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist(ALA)》の方が使い勝手がいいかと思います。

・各種ハンデス
コンボ対策…って事でよろしいか？
正直ハンデス入れただけでANTに勝てるかって言われると微妙だし、1T目のフェッチでアンシーを持ってくるのはかなりリスキーなのであまりお勧めしない。

・《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》
気持ちは分かるけど流石にちょっと…



物凄くナルシストな事言うと恐らく自分の組んだカンスリが一番練り込んで組んであると思う。